法学初心者なら知っておきたいこと
法学入門
法学入門として、法学初心者なら知っておきたいことを説明していきます。
そもそも法とは何かや法というシステムについては以下を参照していただきたい。
Kindle Unlimitedで無料で読めるようにしておいたのでぜひ読んでいただきたい!!
ここではこの書籍に記載されていない事項について述べていこうと思います。
法の解釈について
法の解釈の方法は色々とあるがとりわけて重要なのが拡大解釈と類推解釈です。
拡大解釈と類推解釈について
拡大解釈とは読んで字の如く、意味を拡大して解釈することです。
具体的には、法律の要件、例えば、特許法20条の「特許権その他特許に関する権利についてした手続の効力は、特許権その他特許に関する権利の承継人にも、及ぶものとする。」という規定に対して、「特許に関する権利」を無効審判請求人の地位にも及ぶとするのが拡大解釈である・・・意味がわかりませんね(汗)
分かりやすくしましょう。
例えば、ある法律が「キリン、ぞう、犬」を対象にしているとしましょう。
このとき、これは4足歩行の動物の話をしているのだから、「猫」にも範囲を拡大して、この法律に該当するというのが、拡大解釈です。ちなみに類推解釈にもなります。
「四足歩行の動物」から類推して解釈しているからですね。
なお、厳密には拡大解釈は拡張解釈とも呼ばれます。(←こっちの方が一般的かも)
また、拡大解釈と類推解釈を厳密に分けなければならない場合もあります。
それが「刑法や刑事訴訟法などの刑事法」です。
今日はこれぐらいにしておきましょう。法学初心者が特に法学部1年生や宅建士、行政書士を目指す方などには不要な議論ですからね。
ではでは!