皆さんは「パーキング・ロット」という勉強法をご存知でしょうか?
パーキング・ロットは別名パーキング・エリアとも呼ばれるもので、以下のようなものです。
①勉強するor仕事をする
②雑念が浮かぶ(お昼ご飯何にしようかな、最近アニメが面白いなetc)
③雑念を紙(ノートや付箋)に書いて吐き出す(←パーキングロット)
④その紙を見えない場所に移動させる
⑤隙間時間や重要なことが終わり次第に確認する
と、まあこんな感じです。
心理学で言うところの筆記開示(ストレスコーピングの一種)に似たようなものです。
これをするだけで作業の効率は爆上がりします。
ハーバード大学の調査によると能率の悪いと評価された社員は1日に500回もタスクシフトをしていた、つまりやる作業を変えていたそうで、逆に能率が良いと評価された社員はこの回数が目に見えて少なかったそう。
ちなみに筆記開示とは、8分〜20分ほど、思いつく物事をひたすら紙に書くというもので、うつ状態を緩和したりする効果が知られています。
要はパーキング・ロットも筆記開示も脳のワーキングメモリの働きを改善させるわけです。
ワーキングメモリとは、脳の作業机みたいなものでして、ここにごちゃごちゃともの(情報やタスク)を置いていると短期記憶保持力などの能力が低下するわけです。
そして能率が下がり一点集中していれば終えられた仕事も終わらないという悲惨な状況になるわけです。
雑念が浮かんでしょうがない方は是非お試しあれ!!
ちなみにこれらの方法と似たようなことは少し前から言われていまして、『ゼロ秒思考』(ダイヤモンド社、2013)や『SINGLE TASK 一点集中術』(ダイヤモンド社、2017)などで言及されています。