今回は歯科衛生士を目指している人に向けた記事を書いていこうと思います
みなさんの学校では文系と理系でクラスや授業が分かれていたりしませんか?
最近の高校では入学時から文系と理系をわけるところもあるくらいですし、この「文系」「理系」と言う言葉は耳馴染みがあるのではないかと思います
医療系を目指す場合、文系か理系かで分類するとたいていは理系の方に入れられます。これは医療系の試験で数Aなどの数学や化学が入る場合があるからでしょう
では、歯科衛生士はどうなのか
歯科衛生士も理系の人しかなれないのか
はっきり答えさせていただきましょう
答えはNoです
理系でなくても問題ありません
むしろ、所謂文系の方のほうが有利かもしれません
いまからその理由について説明していきますね
〜歯科衛生士は文系でもなれるのか〜
入試編
これはどの道を選んで歯科衛生士を目指すかにより変わるからです
以前に書かせていただいた記事はもう読んでいただけていますか?
その記事では歯科衛生士を目指す方法(道)について詳しく書いているのでよかったら参考に読んでいただけたらと思います
簡単に説明すると歯科衛生士としての道は
専門学校、短期大学、四年制大学の3パターンになります
大まかに分類してしまえば「専門学校」と「大学」ですね
実はこの二つ、入学するためのそもそもな試験内容が違っているのです
専門学校によくあるのは
- AO入試
- 推薦入試
- 一般入試 です
AO入試や推薦入試では国語や数学などのテストがなく、作文や面接で判断されます
つまり、この方法であれば理系である必要はないわけです
一般入試に関しては専門学校により内容が異なりますが一般教養と言われる学校の勉強とはすこし毛色の違う問題が出されることが多いと思います
漢字の書き取りや時事問題であったりと事前に対策しにくいものですが、学校の方も落とそうと出しているのではないのであまり身構えなくても平気でしょう
⚠︎ただし、全く勉強や対策をしなくても受かるというわけではありません。行きたい学校の資料をよく読んで準備をしておくほうが絶対にいいです
では大学ではどうなのか
あなたの周りにいる他の学部の大学を目指している人たちと一緒です
そう、きちんと5科目の試験があります
大学なので、試験は避けては通れないでしょう
これに関しては試験内容によって文系の人には厳しいものになるかもしれません
⚠︎試験内容も大学のレベルはもちろん、そもそもの大学で教科自体が異なる場合もあります
専門学校以上に、志望校の入試資料をしっかりと読んで内容を把握するようにしましょう
さて、今までの説明では専門学校は作文や面接、大学では5科目の試験と説明させていただきましたが、全ての学校に当てはまるものではありません。
一般的な学科とは違い、歯科衛生士は大学の学科でも小論文と面接だけであるところも多いです。
何が大切なのか、それは自分の行きたい学校の入試試験がどのような内容なのかをしっかりと調べることです
どうしても試験は受けたくない、でも歯科衛生士にはなりない…なんて気持ちなら専門学校のAO入試を受けるなどでもいいかもしれませんね
入学後編
では、入学試験は問題なくても入ってからはどうなんだと気になりますよね?
歯科衛生士になる為の国家試験は全て四択のマークシート式です。医師とは違い選択肢を間違えると試験に落ちるというドボン問題もありません
歯科衛生士の勉強は計算ではなく暗記です。分野に関しても高校など今まで学んできたものとは全く異なります
つまりは、みんなスタートラインに立っている状態です。そりゃ、元からの歯科医院でアルバイトをしていたり、親が歯医者や歯科衛生士の人たちと比べると元からの知識に多少の違いはあるかもしれませんが、それでもみんなが初めて学ぶことばかりです
だからこそ、苦手意識を持たずに頑張れるのだと私は思います
計算問題もあるにはありますが、約200問の内の2、3問程度でしょう
学校の勉強についても座学は覚えることばかりで、学校によっては理系よりの授業(化学など)が入るところもありますが、内容は高校一年生レベルの簡単なものです
つまるところ、計算が得意な理系よりは暗記の得意な文系の方が勉強にはついていきやすいかもしれませんね
〜まとめ〜
冒頭の言葉になりますが、歯科衛生士は文系でもなれるのか
なれます
理系の試験を受ける必要がないことが多いからです
ですが、短期大学や四年制大学などを進学先として選んだ場合ら教科としての試験が付きまとってくることがあります
内容そのものは毎日勉強に励んでいらっしゃる方には難しすぎることはないと思いますが、何かしらの勉強や対策は必要になるでしょう
専門学校は試験のない入学制度を実施しているところが多く、入学自体も「落とす」試験ではなく「入れる」試験です。(どの学校も生徒の取り合いをするためです。特に都心には多いかと…)
長く書きましたが、文系理系に関わらず歯科衛生士という仕事には就くことが出来ます。専門職というのはそういうものです
是非、苦手意識を持たずに自分のなりたいものに向かって邁進していってください