今回の記事では大学の法学部では何を具体的に学んでいき、卒業後はどういった職に就くのかについて書いていきます。
法学部では何を学ぶのか
ここでは大学の法学部に入った後の一般的な話をしていきます。まず、法学部に入ると最初の1年から2年目までは法律科目や政治科目といった法学部に特徴的な科目に加えて一般教養といわれる科目を履修することになります。ちなみに履修とは、要するに、授業を受けるということです。
次に、一般教養と基本的な法律科目や政治科目を学んだ後は3年時により専門的な科目や先端的で学問的な学修を行うことになります。具体的には、不法行為法や少年法、環境法、戦争論、外交史などが挙げられます。前三者が法学で、後二者が政治学です。
そして、大学あるいは所属するゼミによって大きく異なるところですが、卒業論文(卒業レポート)を4年時に書いていくことになります。
卒業後にどんな職に就くのか
公務員
多くの方が公務員になっているイメージです。法学部に入ってからもかなりの学習が必要となるために途中で挫折する方もちらほらといらっしゃいます。
民間就職
大学によっては公務員になるより多いのがこの民間就職です。法学部で学んだ知識を生かすことができる企業の法務部に行く方から、法律とはほとんど関係のない職まで様々です。
大学院進学
最近はかなり減少傾向にありますがLS(ロースクール、法科大学院)や法学研究科などの大学院進学も一定数見られます。法学部で学んで、さらに専門性を極めたい方や公務員試験の抜け道的に使う人までこちらも様々です。