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歯科衛生士の就職先~5つの選択肢について~

前回の記事では歯科衛生士になる手段としての学校選びについて書いていきましたが、今回は歯科衛生士になった後の就職先について詳しく書いていこうと思います

 

 

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1.診療所

全体の90.5%の人間が診療所へ就職しています。ほとんどがそうだと言っても過言ではありませんね

その為、求人としての数は圧倒的に多く、近場の診療所でも条件を比較して選びやすいものになっています

 

診療所と一言にまとめてもその内容は多岐な渡り、診療所によって業務内容が全く違ってきます

何故か、それは診療所とは医院長の考え方による特色が色濃く出てくるからです

特に、個人経営をしている歯科医院では医院長が絶対になっていることが多いので、それによって業務内容に変化が入ってきます

 

例えば

A歯科医院では歯科衛生士業務として口の中の掃除が仕事のメインで、医院長などの治療のアシスタントはしない

しかし

B歯科医院では口の中に掃除もするが、それ以外にもアシスタントにつき、歯磨き指導を行う

C歯科医院では口の中の掃除は行わず、アシスタントしかしない

など

 

本当に、働く場所によって違います

それこそ千差万別と言っても過言ではないほどです

 

では、どうやって見分けたらいいのか

答えは見学に行くことです

実際に現場に行き、流れを見ます

もし見学先の方に余裕があればどのような仕事をしていることが多いのか聞いてみるのもいいと思います

見学に行っても働いている人間はそこまで深く気にしないので、特別仕事の内容を変えることはしないので、見たいものが観れるでしょう

 

給料に関してはピンキリです

都心など都会や自費診療が多いところは他と比べると給料は高い印象がありますが、講習が多かったりノルマがあったり、もしくは拘束時間が長いなどなんらかのマイナス点があると考えておいた方がいいでしょう

特に新卒に対しての給料が高いところは多少警戒しておいた方がいいと思います

 

なので、高いところは高いし低いところは低い

ということになります

 

また、病院などに比べると社会保険なんかがきちんと設備に入っていないものもありますのでそのあたりもしっかりとチェックしましょう

 

個人的な歯科医院だと患者さんと顔見知りになり、親密になることでその人の生活により密接して口腔ケアについてサポートすることも出来ます。これは病院では少し難しいかでしょう

 

ではまとめ

メリット

  • 自分の求める条件の場所を探しやすい
  • 就職先が多い(選択肢が多い)
  • いろいろな経験ができる
  • 患者さんが近い(親密な関わり方ができる)

デメリット

  • 給料の差がある
  • 医院により仕事内容が大きく異なる場合がある
  • 社会保険がない場合がある

 

2.病院

次に多いのが5.0%の病院です

 

業務内容は診療所とは違い、手術を行う前の前後のケアをしたり、そもそもの口腔周辺の手術のアシスタントをしたりと病院ならではの特色があります

ただ、日常的なアシスタント業務のみの病院もあるのでここでも病院により違いが入ってきます

 

診療所とは違い、組織の規模が大きいものがほとんどなので社会保険完備が基本です

なので、手堅く働きたいと考えている方は病院の方がいいかもしれませんね

ですが、割合から見ても分かる通り数が少ないので就職先として好きなところを選ぶのが難しいところがあります。立地として遠かったり、仕事内容が忙しく、残業が多いなど理想通りに行きにくいのが現実でしょう

 

また、就職するにあたり一般教養を求める試験がある場合もあるので、勉強するのが嫌いだとか試験自体あるのが嫌という方は向いてないでしょう

 

メリット

  • 社会保険完備の所がほとんど
  • 病院にしかない症例を扱えるので勉強になる
  • 初任給が高い所がある

デメリット

  • 就職前に試験がある
  • 場所によっては口腔内の掃除など基本的な仕事ができない
  • 数が少ないのであまり選べない

 

3.市区町村、保健所

市区町村とはいわゆる市役所などで働く公務員です。1.6%の数字の通りあまり大手の就職先とは言えません

また、公務員なので歯科衛生士試験と併用して公務員試験の勉強もしなければならないので勉強するのが大変になります

 

ただ、生涯のことを考えると公務員などで福利厚生が厚く、ボーナスなどもしっかりしています。潰れることもないので安心して勤めることが出来ますね

 

公務員になると市役所などに勤める他に保健所や保健センター、公立の病院などに勤務することになります。

仕事内容も学校での虫歯予防や赤ちゃんの歯の健康に対しての保健指導や歯の衛生・咀嚼指導や相談など診療所とは毛色の異なるものが多くなります

 

メリット

  • 福利厚生が手厚い
  • 仕事先として潰れることがない
  • 診療所ではできない経験ができる

デメリット

  • 公務員試験を受ける必要がある
  • 初任給が低い傾向にある
  • 途中でやめた場合診療所で働く為の技術を学べない

 

残りはさっくりと説明しますね

4.介護保険施設など

ここでいう介護保険施設とは介護老人保健施設や居宅介護支援事業所などのことですね

割合でいうと1.0%と少ないですが、これからの少子高齢化社会が進行していくことを鑑みると割合は多少増えていく項目かもしれませんね

 

仕事内容としては歯ブラシなどを使った利用者の口腔内ケアがメインになります

これは認知症が進んでいる為、自分で磨けない人や磨けるけどもそれが足りない人などの補助に近いでしょう

また、施設によっては歯科衛生士としての仕事以外にも看護師や介護士に近いことをしなければならないところもあると思いますので、重労働と覚悟しておいた方がいいかもしれません

 

ですが、お年寄りが好きな人や将来ケアマネージャーを取りたい人はこういう施設で働くのはとても勉強になると思いますよ

 

5.歯科衛生士学校

0.7%の割合ですが、これは求人の数も影響していると思います。教職というのは続けやすいのか長年勤める方も多くいらっしゃるのであまり人の入れ替えがないように思われます

 

仕事内容も診療所とは違い、座学の講師や生徒たちの生活や態度の管理、実習の始動と専門的な内容の先生です。なので、これに関しても将来診療所に再就職する時には大変な思いをする可能性があります

ただ、人に勉強を教えるのが好きな人にとっては転職でしょう

学校が潰れることはあまりないので仕事先としての安心感もありますし、有給など福利厚生もしっかりしている印象にあります

 

6.まとめ

長々と書いていきましたが大切なことは自分がどのような仕事をしたいのかということです

 

将来のことを見据えて福利厚生を重視、でも診療所で再就職しやすいように病院へ

日常的な人々の意識を変えるような保健指導したりや相談を受けたいのなら保健所などへ

新しい歯科衛生士を育てたい、学びやすい環境で人を導いていきたいのなら歯科衛生士学校へ

 

身近な人たちをそばで支えて健康にしたい、自分の理想の就職先で働きたいのなら診療所へ

 

自分の求める方向を見据え、進路を考えてください

診療所であれば年中どこかしら求人がありますが、病院や保健所などの公的な場は節目での募集が多いです。転職を考える場合はその辺りも含めて考えてみてくださいね

 

 

厚生労働省ホームページ 平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況より