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人生において避けては通れない「勉強」。どうせなら、短時間で効率よく学びませんか?このブログでは少しでも昔の自分のような人が、楽をできるように法律の要約レジュメなどを記事にしていきたいと思います。

分散学習と模擬試験式勉強法!?~1.3倍も成績がアップする勉強法とは~

 ケント州立大学の研究によると、パッシブラーニングすなわち受動的な勉強は効果が期待できないそうです。具体的には、①ラインマーカーや蛍光ペンで重要項目にしるしをつけるもの、②語呂合わせ(e.g.「水兵リーベ僕の船」、「リアカー無きK村で…」などなど)、③重要箇所の要約などです。

 

 では効果が高い勉強法とはどのようなものなのかというと、「分散学習」と「模擬試験」だそうです。今回の記事では、この中身について書いていきます。

 

 

 

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 分散学習と模擬試験式勉強法

分散学習と集中学習

 分散学習の対になる概念として集中学習という考え方が存在します。これは時間的な区分で、後者は比較的長時間かけて一つの事柄を勉強することを指し、前者はその逆で比較的短い時間の学習を何回かするといった方法です。

 

 また、分散学習とは、勉強時間を細切れにして行うものです。例えば、2時間の勉強時間があったときに、すべて同じことに費やすのではなく、30分ごとに勉強内容を変えるみたいなことです(数学→英語→古典→プログラミング→…)。

 

模擬試験式勉強法

 模擬試験は、要するにはアウトプットのことです。英語だったら単語を勉強した後に、すぐにその単語をちゃんと記憶できているかテストするみたいな感じです。数学の場合なら、問題の答えが分かったら、その問題集を閉じる、あるいは問題文だけを見て、自分で答えが再現できるか試してみるというものです。この方法なら、学校や大学で友達なんかと問題を出し合いっこするみたいなのもできますし、息抜きがてらにできて良いかもしれませんね。

 

小括

 結局のところ、アクティブラーニングを心掛けて勉強するのが大切だということです。ただ本を読むとか、参考書をみるというのは、その情報を記憶する点においてはやめておいた方が賢明みたいですね。むしろ本を読んだら、一度その本を閉じて内容を思い出そうとする、語呂合わせも既存のものではなくて自分で考えたものを使うことにするなどの方法でアクティブラーニング化する方が、最終的に時間の節約になります。かくいう私もこれから学習するときは、アクティブラーニングとなるようにしようと思います。  

 

なぜ分散学習が良いと言えるのか

 同じことを集中して、つまり長時間かけて勉強をするものではなく、比較的短い時間の勉強を複数回やる分散学習が効率的な勉強法なのですが、そのことはどのようにして分かったのでしょうか。

 

 それは、ウィリアムズ大学のコーネル教授の行った実験で明らかになりました。コーネル教授の行った実験の結果、分散学習をした学生は、集中学習をした学生に比べ、なんと1.3倍も成績が良かったのです。実際の実験は、薄い単語集を数冊に分けて学生に渡し、そして勉強をしてもらった場合と、一冊の分厚い単語集(先ほどの薄い単語集をまとめたもの、つまりどちらも掲載単語は同じ)で勉強をしてもらった場合に、どちらの方が成績が良いか試験をおこなったものです。なお、この実験では復習回数等も同じです。したがって勉強時間は大差ありません!  

 

分散学習が良いといっても… 

 とはいっても、具体的にどうこの知識を使うのかが分からなければ、本ブログの意義が減少します。したがって、以下に、私の考えた例を提示します。(注意:こうでなければ効果がなかったり、効率が落ちるというわけではなく、あくまでも参考例です。)

 

 具体例(公務員試験)  憲法の学習に際し、芦部信喜の『憲法』の必要な事項を記憶したいと考えた場合には、単元ごとに憲法と立憲主義→日本憲法史→国民主権の原理→平和主義の原理→etc,,,といった具合に学ぶのではなく、一冊を通しで何周も読む方が良いということです。 一冊を通すのが厳しい、又は余分な知識は不要だ、という場合は人権分野だけとか統治分野だけでも効果は同じです。 

 

 別に公務員試験対策でなくとも高校や中学の試験対策としてもこの方法は有効です。上で挙げた実験のように英単語の学習に使っても、数学の2次関数の公式を憶えるためでも、生物の細胞のつくりについて記憶したい場合でも、日本史の近現代史をそらんじるためでもetc...何を学ぶのにも役に立ちます。

 

(他の効率的・効果的な勉強法については、こちら↓の記事も是非ご参照ください)

snake-nappy.hatenablog.com

 

  なお、この記事では、分散学習は記憶するのに役に立つということを述べてきましたが、これは「集中学習が勉強するのにダメだ」ということではありません。むしろ、集中学習の方が良い場面も存在します。そのことについては、別の機会に記事にできればと思います。