今回の記事では、英語を効率よく身につける勉強法について書いていきます。英語を習得するには様々な能力を養う必要があります。例えば、単語力、文法力、長文読解力、リスニング力などがそれです。
しかし、同じ英語の能力でもそれぞれを効率よく伸ばすための勉強法が異なるのです。今回の記事では、細かくまとめていきたいと思います。
〈単語などの暗記〉
まず、単語力や文法力などの単純に覚えていることに比例して点数がアップするようなものは、分散学習が効果的です。つまり、一冊の単語帳(あるいは文法書)を習得したい場合には、一気に1時間勉強をするのではなく15分の勉強を4回行う方が良いのです(同じ単語を4回見る)。
〈長文読解〉
次に、長文読解についてですが、これには集中学習が効果的です。つまり、理解力を基礎とする読解力を伸ばすためには、分散学習のように細かく繰り返すのではなく。一気にやった方が効率が良いということです。また、ワーキングメモリーを鍛えることもいいと思います。ワーキングメモリーは情報を一次的に脳に留めておくものなので、一度読んだ文章を忘れてしまって、もう一回読まなければいけないなんていう必要がなくなって、結果的に、理解力もスピードも上がるからです。
〈リスニング〉
3つ目は、リスニング力です。これを伸ばすものは何といっても慣れです。この能力は特に脳の神経の再配置(接続)が行われるまで根気強く待つほかありません。とはいえ、やる気が続かないよって方は当ブログでやる気についても書いているのでそちらをご参照ください。ちなみに、神経の再配置が行われるためには、アミノ酸やα-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)が必要なので、食生活に気を付けるのも、いち早くリスニング力を伸ばすために良いでしょう。
〈スピーキングとライティング〉
最後はスピーキング力とライティング力についてです。このスキルを向上させるのに効果的なのは音読です。とはいえ、普通の音読ではなく、いわゆるシャドーイングといわれるものです。これは流れてくる音声に影のように続いて、その音声の真似をして自分でも発声するというものです。
〈最後に〉
ここで挙げてきたそれぞれの能力を向上させるための勉強法は、それだけに効果があるわけではなく、相乗的に学びを深めてくれるものです。飽きてきたら、勉強法を入れ替えてみるなんていうのもアリだと思います。
以上の能力は、TOEICやTOEFL、英語検定などの資格試験やすでに英語を習得していて新たに違う言語を学びたい人の役にも立つものです。
ここで頑張って英語を習得できれば、新たにスペイン語などを身につけるのにかかる時間が2.5倍短縮できたなんていう研究もありますので、踏ん張りどころです!